潮干狩り場の貝は毎日撒いてるの?天然物との違いや産地はどこの貝?

知識
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潮干狩り場はどこも混んでいるイメージですが、収穫量がゼロということは聞いたことがないですね。

 

なぜ貝をあれほどの人数で収穫しているのに、貝が無くなることはないのか疑問に思う方は多いでしょう。

 

そこで今回は、潮干狩り場の貝は毎日撒いているのか、そして天然物との違い、潮干狩りで獲れる貝の産地について詳しく解説していこうと思います。

 

それでは早速見ていきましょう♪

 

潮干狩り場の貝は毎日撒いてるの?

入場料がかかる潮干狩りのスポットは、基本的に養殖の貝を撒いています。

 

まずはシーズン前に撒いて貝をある程度成長させます。

 

シーズン中は毎日というわけではなく、特に多くの人々が訪れる土日祝日や大型連休に撒くことが多いです。

 

シーズン中に稚貝を撒いても、美味しく食べられるほどの大きさになる隙もなく収穫されてしまいます。

 

繁忙期の際は、近くの養殖場である程度大きくなった貝を仕入れて撒いているのです。

 

漁師やその潮干狩り場の管理者が朝方に点検し、数を把握して少なくなっていたらさらに追加して撒いているのが実情です。

 

貝の天然物と養殖物の違いは?

それでは、貝の天然物と養殖物の違いを見てみましょう。

 

【天然物の貝の特徴】

  • 全体的に貝殻が大きく、平べったい形をしている
  • 海の波によって傷がついているものが多い
  • 模様が鮮やかで3〜4層になっている
  • 良質な海藻を食べているため肉厚でジューシーな味わい
  • 運動量が多いので貝柱が太い

 

【養殖の貝の特徴】

  • 浅瀬で育たせるため、傷がほぼない
  • 荒れた波がないので貝殻が丸みを帯びている
  • あまり重さがない(身が大きくない)
  • 形が均等で、不揃いがない

文章で見ると形や大きさで天然物と養殖を見極められると感じてしまいますが、プロでないとなかなか区別はつきません。

 

天然物は海底で動きながら成長して大きくなっていくので、フジツボなどの付着生物がついているものが少ないので判別の一つの目安になります。

 

養殖の貝は吊り下げ方式というやり方で養殖されているので、付着生物がつくことが多いです。

 

そして水揚げ後に付着物が取られることがあるので、傷や付着生物の跡がついてしまうことが多い傾向があります。

 

潮干狩りで撒いてる貝の産地はどこ?

はてな

潮干狩りで一般的に撒かれている貝は、「中国産」が多いです。

 

スーパーでよく中国産の貝を見かけますが、実は貝は中国からの輸入量がとても多いのです。

 

また、日本の海で養殖した貝を撒いているところもあり、

  • 北海道
  • 千葉県
  • 静岡県
  • 愛知県
  • 広島県
  • 熊本県

は特に養殖も天然も盛んなので、上記の県での潮干狩り場は天然や国内での養殖を撒いている場所も多いです。

国内では愛知県が貝の漁獲量が一番で、三河湾は外海からの良質なプランクトンが多いため、とても美味しい貝になります。

そのため三河湾近辺の潮干狩り場では、国産の貝を撒いている場所が多い傾向にあります。

 

まとめ:潮干狩り場の貝は毎日撒いてるの?天然物との違いや産地はどこの貝?

まとめ

まとめると、

  • 入場料がかかる潮干狩りのスポットは、基本的にほぼ養殖の貝を撒いている
  • 【天然物の貝の特徴】
    ・全体的に貝殻が大きく、平べったい形をしている
    ・海の波によって傷がついているものが多い
    ・模様が鮮やかで3〜4層になっている
    ・良質な海藻を食べているため肉厚でジューシーな味わい
    ・運動量が多いので貝柱が太い
  • 【養殖の貝の特徴】
    ・浅瀬で育たせるため、傷がほぼない
    ・荒れた波がないので貝殻が丸みを帯びている
    ・あまり重さがない(身が大きくない)
    ・形が均等で、不揃いがない
  • 潮干狩りで一般的に撒かれている貝は、「中国産」が多い
  • 一部では国内での養殖物や天然物を撒いている潮干狩り場もある

潮干狩り場として提供している場所の貝は、漁師によって定期的に撒かれています。

それによって、たくさんの貝を安全に獲る事ができるのです。

普段辺り前に獲っている貝も、潮干狩り場や漁師さんが貝を撒いてくれているから楽しめるんですね。

 

感謝しつつ、潮干狩りを楽しみましょう!

 

【参考】

⇒潮干狩りは小潮だと出来ない?大潮や中潮など潮の仕組みを分かりやすく解説

⇒潮干狩りで食べられない貝はある?美味しい貝の種類と調理方法を紹介

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